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海は未知の世界だった!95%しか解明されていない現実

海は、未知の世界と言われています。地球上の海全体の約95%が深海であり、地球の約66.5%が深海ということになります。つまり、地球の約6.5割の場所は、まだほとんど解明されていない未知の領域ということになります。

深海には、宇宙よりもたどり着くのが難しいと言われており、人類が到達していない場所がたくさんあります。深海には、未知の生物や資源が眠っている可能性があり、探索が進むにつれて衝撃的な発見があるかもしれません。

海という未知の世界について

深海とは、一般的には200m以深の海域帯を指します。深海には光合成に必要な太陽光が届かないため、表層とは環境や生態系が大きく異なります。

深海は、高水圧・低水温・暗黒などの過酷な環境条件に適応するため、生物は独自の進化を遂げており、表層の生物からは想像できないほど特異な形態・生態を持つものも存在します。

地球の海の平均水深は3,729メートルであり、深海は海面面積の約80%を占めます。21世紀の現在でも大水圧に阻まれて深海探査は容易でなく、大深度潜水が可能な有人や無人潜水艇や探査船を保有する国は数少ないなどから、深海のほとんどは未踏の領域であると言われています。

海の不思議について

海は地球上の70%を占めていますが、人類が探索したのはその5%程度に過ぎません。そのため、海にはまだまだ謎が多くあります。例えば、よく話題に上がる内容として以下のようなものが挙げられます。

水中都市

キューバ近くの海底には、古代の水中都市の痕跡が発見されています。しかし、その起源や文化は不明です。
バミューダトライアングル:フロリダ、プエルトリコバミューダ諸島を結ぶ三角形の海域は、船や飛行機が消えるという謎の現象で有名です。その原因については様々な説がありますが、確かなことは分かっていません。


レプトセファルス幼生

巨大なうなぎの幼生と考えられる生物で、1930年に南アフリカで発見されました。その後も目撃情報がありますが、正体や生態は不明です。

メガロドン

巨大なサメの種で、約260万年前に絶滅したとされています。しかし、その後も巨大なサメの目撃情報や歯の化石が発見されており、まだ生きている可能性もあります。

不思議な音

海底からは様々な音が聞こえてきますが、その中には説明できないものもあります。例えば、「アップスウィープ」、「ジュリア」、「ブループ」と呼ばれる音は、何が発生させたのか分かっていません。

深海の光合成

深海では光が届かないため、光合成はできないと思われていました。しかし、2005年にメキシコ湾で発見された細菌は、熱水噴出口から出る微弱な光を利用して光合成をしていました。

以上が、私から提供できる情報です。海の不思議はまだまだ尽きません。これからも新しい発見があることでしょう。

発見された未知の生物

深海にはユニークな生き物たちがたくさんいます。例えば、光を発する器官を持っていたり、弱い光でもキャッチできる様に目がものすごく大きかったり、逆にものすごく小さな目で視覚に頼らない生き物もいます。また、食べ物が少ないので、確実に獲物を仕留めるために大きな口に、鋭い歯が生えた生き物もいます。

最近発見された未知の生物というと、2019年に新種の深海生物・深海魚が3種発見されました。その中には、全身が発光するサメ「アメリカンフクロザメ」や、日本で発見された「ミツバインキウオ」などが含まれています。また、2022年には、八丈島の沖合で新種の大型深海魚「ヨコヅナイワシ」が撮影されました。

アメリカンフクロザメ

アメリカンフクロザメ」は、2019年3月に新種であることが認められた深海魚です。フクロザメとは胸びれの上あたりに袋のような部位をもっているサメの仲間で、この袋には発光する液体が入っています。この発光液は、獲物を捕まえるためか、天敵から逃れるために使われていると考えられています。最も特徴的なのは全身に存在する発光器です。発光している様子は未だ確認されていないようですが、きっと、暗闇の深海では獲物を引き寄せたり自分を守るために光っているのでしょう。

ミツバインキウオ

「ミツバインキウオ」は2019年4月に新種認定されたインキウオの仲間です。インキウオとは細長い体と大きな胸ヒレが特徴的なクサウオ科の仲間で、世界では100種以上が知られています。ミツバインキウオを発見したのは東海大学の研究グループで、静岡県駿河湾の水深約1500mにおいて発見しました。ミツバインキウオの体長は5.2cmで、うろこは持たず、全身がゼラチンのようにぶよぶよとしています。これまでに知られている種と比べると歯や胸ヒレの形、眼の大きさ、体の色などが異なるため、新種と認定されました。最も特徴的なのは歯で、よく見ると先が三つ又に分かれています。これが「ミツバ」という名前の由来です。

ヨコヅナイワシ

ヨコヅナイワシは、条鰭綱ニギス目セキトリイワシクログチイワシ属に分類される魚類です。静岡県沖の駿河湾で発見され、新種として確認されました。全長は250cm以上に達し、水深2000m以深に棲息する深海固有種として世界最大の硬骨魚類であることが発見されました。

海洋研究開発機構の研究グループは、伊豆諸島の八丈島から南西に100キロほどの沖合の水深2000メートルの深海にカメラを沈めたところ、ヨコヅナイワシをカラー映像で撮影することに成功しました。推定された全長は2メートル53センチと巨大で、これまで駿河湾で確認された最大の個体のおよそ2倍だったということです。

これからの人類にとっての海とは

人類がこれから海をどのように探索していくかについては、様々な意見があります。深海は地球上で唯一人間が到達していない場所であり、宇宙よりもたどり着くのが難しいと言われています。人間が簡単にたどり着けないのは、特殊な環境のせいです。

深海を調査する方法として、探査機を利用した調査が一般的です。しかし、このような調査には限界があります。スポットごとにしか調査ができないため、1つのエリアの調査にすらものすごく時間がかかります。

深海にはユニークな生き物たちがたくさんいます。地上とは全く異なる環境のため、深海にある「熱水噴出孔」の周辺には、「化学合成生態系」と呼ばれる特殊な生態系が広がっています。

深海探索の技術革新については、様々な研究が行われています。例えば、日本の海洋研究開発機構JAMSTEC)は、戦略的イノベーション創造プログラムの一環として、革新的深海資源調査技術の研究開発を行っています。

また、水中ロボットや水中ドローンも深海探索に役立つ技術として注目されています。特に、自律型水中ロボット(AUV)の技術が研究されており、さまざまな障害物に遮られて母船が近づけない場所にも単独で行けて、情報を収集して帰ってくることができます。

これらの技術の発展により、今後はより効率的かつ広範な深海探索が可能になるでしょう。人類は深海の未知の領域を探求し、新たな知識や発見を得ることによって、海洋環境の保護や資源の持続的な利用に貢献していくことが期待されています。

まとめ

海は未知の世界であり、まだ95%も解明されていない現実です。深海の謎、海洋生態系の複雑性、未知の資源と謎が海には存在しています。深海の生物や地形、海洋生態系の相互作用、鉱物資源やエネルギー資源の潜在性、そして未解明の謎については、科学の進展と国際的な協力が求められています。

海洋研究は、地球の持続可能性や環境保護、資源の有効活用において重要な役割を果たします。そのため、私たちは海洋の未解明の領域を解明し、その知識をもとに適切な対策を講じる必要があります。深海の生物や生態系の保護、海洋資源の持続可能な利用、そして未解明の海の謎の解明に向けて、科学と技術の発展を進めるべきです。

未知の海の世界には、私たちにとって驚きや発見が待っています。その美しさや神秘性を保護しながら、積極的に探求していくことが求められます。海は私たちにとっての未知の領域であり、その解明は人類の知識の拡大と持続可能な未来の実現に繋がるでしょう。