無宗教の視点から見た人類の調和と平和な世界
第4話:共通の価値観
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太郎
性格・特徴: 真面目で物事を深く考える性格を持つ若者。やや内向的で、世の中の不条理や混乱、特に宗教や国、貧富の差などの社会的な問題に対して疑問や不安を感じている。
理沙(りさ)
性格・特徴: 明るく、好奇心旺盛な性格を持つ女性。新しいものや知識に対して興味を持ちやすく、人とのコミュニケーションを大切にする。
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公園のベンチにて目を覚ました太郎は、晴一の言葉を受け、異世界への扉をくぐった。目の前には都市の光景が広がっていたが、彼が知っている現代とは少し違った。
ビルはガラスと鉄で出来ているが、そのガラスには植物が絡みつき、鳥や小動物が自由に飛び交っていた。
太郎:これが未来...?
彼の不安や驚きを感じ取ったのか、近くにいた女性が声をかけてきた。
彼女の服装はシンプルでありながら、未来的なデザインで、彼の目には新鮮に映った。
理沙:初めての訪問者さんですね。
理沙:ああ、すみません。ちょっと戸惑っていて... あの、ここはどこなんですか?
理沙:この世界は、宗教や国籍、階級を超えて共通の価値観で結ばれています。
太郎の心に疑問が浮かぶ。この世界では、宗教や国籍が存在しないのだろうか。
太郎:共通の価値観とは、具体的に何を指すんですか?
理沙:それは、人々が互いに尊重し合い、共に生きるための原則や哲学です。
太郎:その原則や哲学はどのようにして決まったんですか?
理沙:ここでは、毎年人々が集まり、話し合いを通して価値観を確立、再確認しています。
太郎は彼女の言葉に感銘を受ける。この世界の人々は、対立や争いを乗り越え、互いに尊重し合う価値観を共有しているのだ。
彼らの話が進む中、突如として警報が鳴り響いた。遠くから煙が上がっているのが見えた。
太郎:何が起こったんですか?
理沙:あれは、貧困地域からの救援物資を運ぶ船が襲われたようです。
太郎:どうしてそんなことが?
理沙:この世界も完璧ではなく、古い価値観や利益を求める者たちがまだ存在します。
太郎は驚く。この平和そうな世界にも、まだ問題が存在するのだ。
彼はこの世界の真実を知るため、事件の現場へと足を運ぶことを決意した。
理沙:気をつけてください。この世界も、まだ完璧ではありません。
でも、多くの人たちが理想のために努力しています。
太郎:わかりました。ありがとう。
彼は、共通の価値観が人々を繋げているこの未来の世界で、新たな冒険が始まることを感じながら、現場へと向かっていった。
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