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第3話:無宗教の平和な未来

無宗教の視点から見た人類の調和と平和な世界
第3話:無宗教の平和な未来

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太郎
性格・特徴: 真面目で物事を深く考える性格を持つ若者。やや内向的で、世の中の不条理や混乱、特に宗教や国、貧富の差などの社会的な問題に対して疑問や不安を感じている。

老人 / 晴一
性格・特徴: 深く物事を見る眼を持つ謎多き老人。思慮深く、言葉少なにしかし繊細な感受性を秘めており、あたかも何世紀もの時間を生きてきたかのような深さを持っている。

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池の水面が揺れ、その波紋の先から新たな景色が広がり始めた。
太郎と晴一が見た先には、透明感ある水色の空が拡がり、高い建物が立ち並ぶ未来都市の風景が広がっていた。

太郎:これが…異なる世界ですか?

晴一:そうだ。ここは、宗教が存在せず、すべての人々が共通の価値観を持つ平和な世界だ。

二人が歩いていくと、道々で出会う人々はみな笑顔で、言葉を交わさずとも心地よい雰囲気を感じさせる。
子供たちは自由に遊び、大人たちは仕事や研究に励んでいた。
その空気感は、太郎がこれまで経験したことのないものだった。

太郎:ここでは、宗教や国籍の違いで争うことはないのですか?

晴一:その通り。
しかし、その代わりに他の価値観や信念が存在する。
それがこの世界の平和と調和の秘訣だ。

その時、彼らの前に大きなスクリーンが映し出され、そこには世界中からのニュースが流れていた。
戦争や対立、貧困や犯罪のニュースは一切なかった。
太郎は目を丸くして驚きを隠せなかった。

太郎:このような平和な世界は、どのようにして生まれたのですか?

晴一:それは長い時間をかけての努力と、人々の認識の変化によるものだ。

晴一の案内で、彼らはさらに都市の奥深くへと進んでいった。
そこには、科学と技術の力で生み出された驚異的な施設や建物が広がっていた。
人々はそこで共同生活を送り、互いの違いを受け入れ合いながらも、共通の価値観や信念を大切にしていた。

太郎:宗教や国籍の違いを超えて、人々が一つになることは本当に可能なのですか?

晴一:確かに難しい道のりだった。
しかし、互いの違いを尊重し合い、共通の目的や価値観を見つけることで、それは可能になった。

太郎はその言葉に深く感じ入った。
そして、この異なる世界で学んだことを元に、自分の世界でも変化をもたらそうと決意する。

太郎:晴一さん、この世界を見せてくれてありがとう。
私は自分の世界に戻り、この経験を生かして変革を試みます。

晴一は微笑み、太郎の背中を優しく押して送り出した。

晴一:太郎よ、お前の力で新たな未来を築いてくれ。

太郎は涙を流しながら、自分の世界へと戻ることを決意した。
そして、その経験を胸に、平和な未来を築くための活動を始めたのであった。

 

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